ミラクルを数値化
社会の出来事を、「確率」という観点で考察してみましょう。
 
@スポーツの連勝記録
野球
 スポーツ界は、様々な記録が数字としてどんどん残されていくので、わくわくします。
 例えば、プロ野球の最多連勝記録というのは、1954年の南海、1960年の大毎が達成した18連勝だそうです。
 これを聞いたときの感想は人それぞれでしょうが、人によっては「プロ野球の長い歴史があるわりには、そんなもんなのか」と思うかもしれません。
 しかし、計算してみると、18連勝というのがいかに奇跡的なことかを知ることができます。
 18連勝するほどのチームですから、1つの試合を勝利する確率は、厳密には1/2より上でしょう。
 しかしプロ野球というのは、基本的に実力が拮抗しています。実際、54年の南海は18連勝はしましたが優勝は逃しています。
 なので、1/2で計算してしまって問題ないと思います。そこがプロ野球のいいところです。
 ということは、18連勝の確率は単純に1/2の18乗です。
 これを計算すると1/262144となります。
 これはどのぐらいの数字なのでしょうか。
 2007年の国内の交通事故死者数は5743人だそうです。日本の人口は約1億2700万人です。
 ということは、人が1年間のうちに交通事故死する確率は…
 これも厳密性は低いですが、5743/127000000に近い値であることは間違いないはずです。
 この値を1/262144で割ると、11.854…という数値が出てきます。そうです、つまり…
 プロ野球で18連勝という記録が生まれるよりも、あなたがこの1年以内に交通事故死するほうが12倍ぐらい確率が高いのです。
 そんな奇跡が、プロ野球史の中で2度も起こっている…なかなか神秘的です。
 ちなみに、最多連敗記録を持っているのは98年のロッテで、これもまた18です。同じぐらいの奇跡だということです。

相撲
 連勝記録といえば、相撲も気になるところです。
 古くは昭和10年代の横綱、双葉山が69連勝という最高記録を残していますが、私たちの記憶にあるところといえば、昭和63年に千代の富士が成し遂げた史上2位の53連勝ですね。
 それでは、この53連勝の確率というのは1/2の53乗でしょうか、違いますよね。
 千代の富士が勝つ確率は1/2ではあり得ません。一場所15番のうち少なくとも13〜14勝はしていたわけですから、全盛期の千代の富士の勝つ確率は約9割と見て妥当なのではないでしょうか。
 そうすると、千代の富士の53連勝の確率は9/10の53乗です。
9/10の53乗の分子は3757から始まる51桁の数ですから、約376×(10の48乗)です。
 ですから9/10の53乗は約376/100000です。
 なるほど、9割の確率で勝つとしても、53連勝となると0.4%ぐらいの確率なわけです。
 しかし、考えてみてください。
 この確率をプロ野球の18連勝の確率で割ると、985.66144
 なんと、プロ野球の18連勝より、千代の富士の53連勝のほうが1000倍ぐらい高い確率で起こることだったのです。
 私はこのことを通して、千代の富士が強かったのだと強調したいのではありません。
 こういうことは、計算してみて初めて分かることだということが言いたいのです。
 もしいきなり「プロ野球の18連勝と、千代の富士の53連勝、どっちのほうが確率が高いと思う?」と周りの友人たちに聞いてみたら、どういう答えが返ってくると思いますか?
 きっと意見は分かれるはずです。
 「そりゃいくらなんでも53連勝よりは18連勝のほうが起こり得るでしょ」という人もいれば、「いやいや、当時の千代の富士は無敵だったから、53連勝のほうが確率は高いでしょ」という人もいるはずです。
 計算せず、感覚だけで考えても、なかなか見当もつかないのですが、実際には1000倍もの差があることなのです!
 もちろん、前述したように、プロ野球で強いチームが勝つ確率は1/2より実際は少し高いでしょう。
 千代の富士が勝つ確率も9割よりは低いだろうという主張もあり得ると思います。
 ですから実際には1000倍よりは小さい差ではないかという想定も理にかなっていると思います。
 しかし、ざっと計算しただけであっても、1000倍という数字が出てくるというのはなかなかの衝撃度です。
 確率の計算は、やはり美しいです。

→Aアイドルに会うための情熱


債務整理
自己破産
美容整形
カイロプロクティック
結婚相談
アバター
葬儀
外為
包茎手術
ニキビ
占い
過払い